試合で結果を出すためには~修正能力を身に付けよう~

タマペディア

ピッチャーなら点を取られない、バッターならヒットを打つ。結果を出すためには、あるいは結果を出し続けるためにはどうしたらよいのか?

練習では投げられる、打てるのに試合になると結果が出ない選手は多いのではないでしょうか?

試合と練習は別物と考えてください。

試合では簡単に結果が出ません。もちろん試合で結果を出すためには練習は必要不可欠です。

そんな中で皆さんも感じたことがあると思いますが、「試合で結果を出す選手=実践型の選手」もいます。

野球で求められるのは当然「実戦型の選手」です。

今回は実戦型の選手が持つスキルのうちの一つ「修正能力」についてお話しします。

修正能力とは

1球ごと、1スイングごとに必ず結果が出ます。そして次の内容がわかります。

・1回の動作に対しての感覚のズレや実際の動作のズレ。

・頭(脳)と行動(動作)のズレ(不一致)

この2つを踏まえて修正能力とは、

「1回ごとの自分の感覚を知ること。1回ごとの自分がどういった動作をしたかを知ること。この2つを察知してズレを調整し実践できる能力」が修正能力です。

例えば、投手なら(右ピッチャーの場合)

アウトコースを狙って投げた。しかし真ん中に入ってしまった。

・修正能力がない投手の場合。

真ん中に投げたという結果は目に見えているので認識している。しかし、自分の体の状態(投球フォーム)の理解と、どういった意識で投げたかという考えがわかっていない。

・修正能力がある投手の場合。

真ん中に投げたという結果は目に見えているので認識している。そのうえで若干左肩が開くのが早かったからシュートして真ん中に入ってしまった。なので次の球は左肩の開きをワンテンポ遅らせて、開きを抑えて投げる。

修正能力の身に付け方

修正能力について理解したうえで、どういうふうに身に付けていくのか。

身に付けるためにはいくつかポイントがあります。

下記のどの部分でも共通するのが「自分を知る」ということです。

①体のコンディショニングを把握する

②1球ごとの分析

③自分の体の動かし方を知る

④感覚を磨く

⑤練習

①体のコンディショニングを把握する

自分を知るための第一歩として、自分のコンディショニングの把握が重要です。

把握ができれば調整ができます。これは決して難しくはありません。

コンディショニングには2種類あります。

ⅰ肉体面・・・体の動かしやすさ、ダルさ、呼吸などの体調

ⅱ精神面・・・やる気、ダルさなど

この2種類を毎日チェックしましょう。

このチェック(把握)により自分が見えてきます。

コンディショニングは良いに越したことはありませんし、良くしていかないといけません。

把握の次にすることは調整です。

例)

・体のダルさを取るためにランニング(有酸素運動)を多くする。

・筋肉に張りがあった方が体が良く動くので試合前日に軽く筋トレをする

・疲れを取るために毎日湯船に10分入る

・僕の場合、試合当日の朝は試合開始5時間前に起きるのがベストコンディションである

・今日は体にキレがないので腹筋でキレを出す。

・夜は本を読み気持ちを安定させる

・やる気を出すために〇〇投手の動画を見る

などなど言い出せばキリがなく、自分にとって何が必要なのか一つ一つ試していきましょう。

※何をしたらいいのかわからない人はお問い合わせください。

②1球ごとの分析

修正するためには1球ごとに分析するできるようにしましょう。

まずは1球後の結果をしっかりと把握することです。

例)投手の場合

・アウトコースにそれた

・高めに浮いた

・ボールが垂れた

・狙ったところに投げられた

・空振りが取れた        など

そして把握ができれば次は、なぜその結果に至ったのかを分析

・体重移動が上手くいかなかったため

・左足の開きが早かったため

・軸足にしっかりと体重が乗ったため

・集中力を高めたため         など

はじめはこの2つ目の分析が自分自身では難しいと思います。

その時は指導者など信頼できる人に聞きましょう。

③自分の体の動かし方を知る

修正能力向上に必要不可欠なのが「自分の体の動かし方を知る」ことです。

ポイントは2点です。

●主観的にみる

自分の体の状態や能力を知ることです。

例)右投手の場合

・股関節の柔軟性を知ること→左足をどれくらい上げられるのか、自分の踏み出す適正な歩幅を知るなど

・筋肉の弛緩と緊張(脱力と力を入れるタイミング)→投球フォームの中で脱力と力を入れるタイミングを知ることにより、ボールへの伝わり方が変わる。  などなど

自分を知るということは、自分の体をコントロールすることにつながります。

普段から使っていない筋肉も含めていろんなところを動かしてみましょう。

●客観的にみる

自分は周りから見てどう見えているのか→ビデオや写真を自分で見てみる、周りの人に見てもらうなど

例)右投手の場合

・右ひじがしっかりトップの位置まで上がっているのか

・状態が前に突っ込んでいる などなど

この客観的に見ることは非常に大事で自分では気づいていないことが多々あります。ここを知って、感じることができれば、1球ごとに自分の状態を理解することができます。

④感覚を磨く

①②③の話は頭で考えることや、修正能力を身に付けるための準備となります。

そしてこの④「感覚を磨く」につながってきます。①~③をしっかりと理解し、身に付けていかないと実戦で修正できません。

そこをクリアしたうえで、最も大事なのが「自分の感覚」となります。

「感覚」とは自分の体の動きをコントロールするという意味でもあります。

自分の体がコントロールできなければ当然、思い通りに体を動かすことができないので、いくら頭でわかっていても修正することはできません。

修正能力を身につけるうえで、「感覚」は絶対に必要となります。

「感覚の習得」についてはこちらの記事で詳しく書いていますのでご参考ください。

⑤練習(ピッチャー編)

修正能力を身に付けるための練習ではいくつか方法があります。

ⅰネットスローもしくは壁当て

・キャッチボール相手がいなくても一人でできます。

・相手がいると暴投などの不安がよぎります。やったことのない投球フォームや感覚で投げると更に不安が増します。ネットスローだと気にしなくても良いので思いっきり試すことができます。

・距離も自分で設定することができます。

・ボールがたくさんあれば数をこなすことができるので修得スピードが早くなります。

ⅱキャッチボール

・球質を確認できる

・投球練習ではないのでリラックスした状態で投げられるので体に染み込ませやすくなる。

・相手から見た印象を逐一聞くことができる。

ⅲ投球練習(ピッチング練習)

・マウンドの傾斜、プレートの使い方、キャッチャーとの距離を掴むことができる。

・バッターを立たせたり、カウントの想定、ランナーの想定(セットポジション)を意識した練習ができる。→試合を想定した投球練習→自分にプレッシャーをかけた状態での投球練習ができる。

・球質を確認できる

・キャッチャーなど周りの意見を逐一聞くことができる。

ⅳシートバッティングなどの実戦練習

・投球練習より更に実戦での修正練習ができる。→相手バッターやランナーがいる状態なので、「自分のピッチング」+「相手との意識」が必要となるので、ここで修正することができれば、試合で更に発揮することができる。

ⅴ練習試合や紅白戦など

・試合の中での個々の目的として「修正する力」を課題とすれば更に磨くことができる。

様々な練習があるが、上記の上から順番に練習を行っていくのがオススメです。

全てでなくても、できる範囲で練習していただきたいです。

今回の目的は「試合で結果を出す」「試合で結果を出し続ける」ことです。

そのためには、「修正能力」は外せない要素となります。

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