相手の嫌がることをする選手と自分を有利に持っていくようにする選手

上達の心得

「相手の嫌がることをする選手」

「自分を有利に持っていくようにする選手」

この2つの考え方。あなたはどちらに近い考え方でしょうか?

野球少年と話していると前者の「相手の嫌がることをする選手」のほうが多いように思います。

意図的にそういう考え方をしているというよりも自然と行っているという感じです。

相手の嫌がることをする選手

この考え方のパターンは相手に合わせた自分の行動ということです。

しかし2つ、ポイントとして考えなければならないことがあります。

1つ目は、相手は本当に嫌なことをされていると感じているのか。間違ってはいけないのが、「自分が嫌なことは相手も嫌なはずだ」と思ってはいけないということです。

そしてアマチュア野球では初対戦が多く、相手の欠点を見つけるのは難しいということです。

2つ目は、相手の嫌がることを優先してプレーすることで自分の実力が出せないということです。

仮に相手が嫌だと感じ、相手も実力が出せない、しかし自分も実力が出せないでは良い結果が生まれにくいとは思いませんか?

よく見られる例としては、

例1)自分がバッターとして、相手投手に対して嫌がることをする。

・インコースを投げにくくするためにバッターボックス線のギリギリに立ち、覆いかぶさるようにかまえる。

これによるポイントは2つ

1つ目は、相手は本当にインコースが投げにくくなったのか?

2つ目は、自分がその構えをして良い結果を出せるのか?

ピッチャーによっては1つ目の可能性は十分にあります。しかし2つ目の要素である自分自身も打ちにくくなっているとは思いませんか。甘い球でもインコースに感じたり、窮屈な打ち方になります。

例2)自分がランナーとして相手投手に対して嫌がることをする。

・リード時に行ったり戻ったりとちょこまか動く。

1つ目は、投手は嫌なランナーだと感じているのか?

2つ目は、ランナー自身が良いスタートや第二リードをとれるのか?

3つ目は、味方の打者に影響はないのか?

まず投手からしては嫌な動きに感じません。

そして2つ目に関して、逆を突かれる可能性が高まり、スタートが遅れたり、良い第二リードがとれません。

他にもたくさん見られるケースがありますが、このような選手は、相手を優先する考えであり、自分のパフォーマンスは変らないと思い込んでいます。

自分はしっかりと実力が出せるのか、今一度見つめ直してみましょう。

自分を有利に持っていくようにする選手

先ほどの「相手の嫌がることをする選手」と同じように感じるかもしれませんが、似て非なるものです。

自分自身が持っている実力を最大限発揮できるようにする考え方です。

つまり、自分主体で動いていくということです。

打者なら、自分の得意ゾーンに投げてくように持っていったり、投手なら、ストライク先行にすることにより、幅のあるピッチングができます。ランナーなら、良いリード、良いスタートを見せることで相手バッテリーにプレッシャーを与えたりします。

例1)自分が打者の場合

初球から力強いスイングをすれば、相手投手は初球から慎重になりボールカウントが悪くなります。そのことにより、甘い球が来る可能性が高まります。

例2)自分が投手の場合

・コントロールに自信がある投手なら、ストライク先行することにより、相手打者は早打ちになる可能性が高まります。(打者はなるべく追い込まれたくないため)

他にも早く追い込むことにより、相手打者は打ちにくくなります。(実際2ストライクの打率は最も低いというデータがあります。)

他にも相手チームはストライクを取られるにつれて采配の選択肢が減ってきます。

・スピードや球に力のある投手、変化球に自信がある投手の場合は、どんどん得意のボールを投げていくことです。得意な球は打ち取る可能性も高く、相手の意識も高くなるため、他の球が生きていきます。

どちらのほうが良いのか

上記2つの違いは、前者は相手主体の行動、後者は自分主体の行動ということです。

前者の場合、相手が嫌だと感じ、そのことにより能力が相当低下しなければ効果がありません。

なぜかというと自分の力も下がるからです。また、嫌と感じるか感じないかは相手頼みになるため、不確定要素となります。

結論としては、圧倒的に後者の「自分を有利に持っていくようにする選手」が良いです。

自分の可能性を最大限高めることにつながり、仮に相手に影響していなくても自分の力は低下することはありません。

相手の出す結果は100%起こるということはありません。どんなにコントロールが良い選手でも、絶対にストライクが取れるかは確実ではありません。

相手の結果を期待するよりも自分自身の力を発揮することを考えましょう。

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