お父さんに伝えたい!良い野球指導者とは!?~選手育成に欠かせないもの~

タマペディア
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突然ですが良い指導者とは何なのでしょうか?

私は小学校~大学まで野球をしてきました。その間、自チームや他チーム、社会人やプロ野球キャンプも生でたくさん見てきました。また、サッカーなどのチームスポーツから水泳などの個人スポーツの練習を見る機会もありました。そして現在も少年野球チームを見に行ったりしています。

現在は経験と学んだことを活かして、小学生に個別指導させていただいています。

今回は選手から見た指導者目線ではなく、選手からは気づかない部分で特に大切な指導者スキルのお話をしたいと思います。

これは大小の差はありますが、野球経験者と野球経験のないお父さんの2つ例に分けてお話しします。

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観察力と気付き

良い指導者の定義は各それぞれたくさんありますが、今回は「野球が上達する」という観点に着目してお話しします。

野球が上手くなるために指導者に最も大切なスキルが「観察力と気付き」です。

というより、この2つは指導するうえで一番初めに身に付けるべき必要なスキルです。

技術指導、トレーニング方法などはこの次の段階になります。

観察力について

文字通り観察(観る)する力です。

ここでの観察の定義は「目に見える物事の現象や状況、状態を客観的に観る」とします。

例えば、同じ観察をしていてもAさんとBさんでは捉えているものが違います。

どこが見えていて、それをどう捉え、感じているかにより大きく変わります。

投手なら球は速いがコントロールがバラバラ、スライダーのキレがとても良い、セットポジションになると球威が落ちるなど、打者ならフライが多い、ストレートには強いが落ちるボールには弱い、チャンスで良く打つなどです。

気付きについて

「気付き」は観察した結果、何が見えたか(何に気づいたか)です。

投手ならリリースポイントが安定しているからコントロールが良い、肘が下がっているから高めに浮きやすい、軸足に体重が乗っていないからスピードが出ないなど、打者なら肩とバットが一緒に回っているから打球が弱い、プレッシャーを感じてしまうのでチャンスで打てないなどです。

気付く力があれば選手の長所と短所が見分けられるようになります。

観察力と気付きは一緒のように聞こえますが、別々で考えないといけません。

観察はできているけれど、気付けていないケースはよくあります。

ピッチャーで例えると、

コントロールがバラバラである(観察力)→なぜ悪いのかわからない。(気付く力がない)
などです。

観察力と気付く力があれば更に深堀して見抜くことができます。

野球経験者に対して

野球経験者なら必ずどこかのポジションは経験しています。そしてバッターボックスにも入ったことがあるはずです。

野球経験の度合いや技術レベルで指導内容は変わってくると思いますが、「観察力と気付き」に関してはそこまで関係してきません。

極端に言えば野球は下手でも指導者としてすごい人はいます。

そして、誰でも良い指導者を目指すことはできます。

初歩の段階としてはまずは一個でもいいので見るポイントを決めましょう。

例えばピッチャーなら、「コントロールだけを見よう」と決めます。そうするとコントロールの良い悪いがピッチャーによって見えてくるはずです。(観察力)

そして、なぜ良かったのか悪かったのかを判断します。(気付く力)

この気付く力に関しては、例えば「自分はピッチャーをやっていてコントロールには自信があった」というなら「コントロールだけを見よう」という課題に関しては良い指導ができるかもしれません。(それでも勉強は必要ですが。)

しかし、投手経験がない、コントロールには自信がない指導者でも、事前に本を読んだり、YouTubeで調べたりして勉強していればそこだけを見ればよいのです。

コントロールが悪い条件は多々あります。

・肘が下がっている

・リリースポイントがバラバラ

・顔がブレている

・左肩、左足が開いている

・並進運動ができていない  などなど

この中の一つに搾って見るだけで何か気付くかもしれません。

そうやって「観察力と気付く力」をつけていき、できることを増やしていきましょう。

野球経験のないお父さんに対して

お父さんが自分の子供に対して教えていたり、教えることができなくて困っている人がいると思います。

正直、野球をやったことのない人が直接技術を教えて上達することは中々難しいと思います。

しかし、野球経験のないお父さんにも自分の子供に対してできることはあります。

それは、子供が指導者から学んだことをお父さんがしっかりと理解することです。

そして子供から聞くことです。

例えば、子供がコントロールに自信がなくてフォアボールをたくさん出してしまうとします。

①まずお父さんは子供がどれくらいコントロールが悪いのかを知ることです。

・試合を見に行き、フォアボールを何個出したか数える。ストライク・ボールの数を数える。他のピッチャーと比べてみる。

・子供とキャッチボールをしてどのくらいコントロールが悪いのかを体感する。

などを観察(知る)することから始めます。

②次に子供から指導者にどう教わったのかを聞きます。

例えば、「肩が開いているので背中でボールを見る意識で投げるように」と教わったとします。

そこでお父さんは肩が開いている状態と開いていない状態を見る。(気付き)

これだけで良いのです。無理に聞いたことあるとか、勝手な想像で教えることをしてはいけません。

子どもが何に悩んでいるのか、どうやって解決できるのかを知り、子供の状態を見て伝えることです。

ビデオや写真を撮って見せることもとても有効な手段です。

指導者は自分から教えないこと

指導者は「観察力と気付き」が大切だと言いました。

この2つがある前提で指導者に大切なのが、

「指導者は自分から教えないこと」です。
選手が一番成長する方法は、選手自身が上手くなりたいと思い、行動に出る時です。

特に悩んでいる時がより成長するチャンスです。(送球が悪い、ヒットが打てない、打たれ過ぎ など)

指導者は選手から「教えて下さい」と言ってくるのを待つのです。その時が一番吸収し、成長できる時です。

指導者目線でこれは決して待ちの姿勢ではありません。

指導者は選手から聞いてくる環境を作り、選手自身が学びたいという意思表示ができるように育成することが大切です。

環境づくりとしてやってはいけないことは、

・強要(指導者から練習や技術を押し付けてはいけません)

・選手が委縮してしまうような言動や行動

良い環境づくりとしては、

・選手に寄り添ったコミュニケーションを取る→選手との距離を縮めること

・選手に自由度を持たせる(質問時間を設けたり、練習メニューを考えさせるなど)

環境づくりができれば、選手たちが自発的な行動を自然に取ってきます。

指導者は選手が寄り添ってきたときにベストな指導ができるように日々準備しましょう!

そこで信頼を得ると更に選手は成長することができます。

指導者と選手の信頼関係ができ、師匠・弟子の関係性へとなっていきます。

さいごに

指導者とは、選手の将来を見据えて導くこと。選手の夢の手助けをすることだと思います。

実際にプレーをするのは選手です。

選手に寄り添い、選手ファーストが私が思う良い指導者です。

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