試合から学ぶ!「選抜高校野球決勝」  解説

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明豊 - 東海大相模

明豊 100100000 2

相模 100010001 3

2年ぶりの選抜高校野球。コロナ禍で数々の制限がある中、球児達の熱い闘いに心を踊らされましたね。

初戦のサヨナラゲームから始まり、最後もサヨナラで優勝が決まるという劇的な大会になりました。

では、決勝にふさわしい熱戦を私の視点から解説していきます。

両校から学ぶもの

一回表 明豊の攻撃

●三番の打席 一死一塁、エンドラン敢行

打球はライト線、一塁ランナーが一気にホームを狙うが、ホームでタッチアウト

・重要ポイント

東海大相模の完璧な中継プレーに目がいきがちですが、一塁ランナーの走塁に少々問題がありました。

スタートを切りインパクトの確認までは良かったのですが、低いライナー性の打球だったことから一度足が止まりました。

ライナーバックが身体に染み付いていたのでしょうが、エンドランの場合はスタートを切った時点でライナーゲッツーはリスクの範囲内です。どうしたって戻ることはできません。なのでライナー性の打球でも足を止めてはなりません。

そのことが頭に入っていれば間違いなくセーフだったでしょう。

一回裏 東海大相模の攻撃

●一番の打席 センター前ヒット

・良かったポイント

オーバーランが非常に素晴らしかったです。

プレイが落ち着くまでボールから目を離さず、隙あらば次の塁を狙う姿勢は守備にプレッシャーを与えます。

●二番の打席 無死二塁 セカンドゴロ

・良かったポイント

インコース真っ直ぐを強振。ただ単に引っぱった進塁打ではなく、ヒットを狙いにいっているところに感心しました。あくまでも進塁打は最低限というレベルの高さを感じました。

●三番の打席 一死三塁 スクイズ

・良かったポイント

これは采配が良かったですね。前打者がバントせず強行してきたことで、三番のスクイズは明豊バッテリーの頭に入っていないように見えました。

そして取られた点をすぐに取り返したという部分も大きいです。

更にこのスクイズ、三塁ランナーのリードの小ささもポイントになります。

モーションの大きな左ピッチャーだと、第二リードを大きく取りすぎたり、スタートが極端に早くなったりして、逆にバッテリーに外されてしまうという事もあるのですが、狭いリードを維持しつつリリースのタイミングでトップスピードになるよう第二リードを取っていましたのでスクイズが見事に決まりました。

隠れたファインプレイですね。

二回表 明豊の攻撃

●7番の打席 一死一塁 バスター

・疑問点

正直このバスターの意図が分かりませんでした。一死とはいえ、バスターをさせるぐらいならバントでいいだろ。というのが個人的な意見です。

結果ショート(三遊間より)への弱い打球で二塁フォースアウト。

加えて、この打球でフォースアウトとられてしまうの?という疑問がありました。

リプレイでランナーの動きが映し出されませんでしたが、非常にスタートが遅れていたと思います。

三回表 明豊の攻撃

●4番の打席 無死一塁 セーフティーバント

・疑問点

三球連続でのセーフティーバント。これにも何故セーフティーなのか?という疑問。

選手の特性でバントの構えからよりも、セーフティーの方がバント成功の確率が高いのか?

初球だけならともかく、三球連続ということはやはり選手の特性なのでしょうか?

四回表 明豊の攻撃

●二番の打席 一死満塁 レフトフライ

・良かったポイント

浅いレフトフライでタッチアップが決まったこと。

レフトの選手の肩があまり強くありませんでしたね。おそらくランナーの頭にデータとして入っていたのでしょう。ナイスランでした。

・悪かったポイント

三塁ランナーがタッチアップで得点しましたが、二塁ランナーが三塁へのタッチアップでアウトになりました。

この場面、外野への浅いフライで三塁ランナーがタッチアップした時点で二塁ランナーもスタートしなければなりません。

なぜかというと、確実にホームを刺しにくる距離だからです。もし送球をカットし二塁ランナーをタッチしにきた場合は挟まればいいのです。そうすることで確実に三塁ランナーは生還することができます。つまり得点の保険ということです。

走塁の極意は「時間と距離の計算」にあります。

押してる場面でこそ走塁ミスは自チームに大打撃を与えてしまいます。

このアウトは非常に痛かったですね。

7回裏 東海大相模の攻撃

● 8番の打席 無死一塁の初球

・悪かったポイント

同点で8番というバント濃厚の場面でランナーがスタート。意表を突きましたが、バッターが低めのワンバウンドしようかという球をファールしてしまいました。

サインがバスターエンドランだったのか分かりませんが、右バッターならスタートの良し悪しを見ておかないといけませんね。

更にたとえエンドランでもワンバウンドのボールは振る必要はありませんよね。

作戦は良かったですが、惜しかったですね。

まとめ

明豊高校はヒットが出ながらも、得点機会を自ら潰してしまった印象。走塁の大切さが良く分かりました。走塁技術というのは足が速い遅いに関係なく誰にでも身に付けられるものなので、是非磨きをかけてもらいたいです。

両校とも素晴らしい守備力でした。緊迫した場面ではエラーが出がちですが、それとは逆にピンチを救う守備があり高校野球のレベルの高さを感じましたね。

そして明豊高校のピッチャー太田君。凄く将来性を感じました。是非頑張ってほしいです。

次は「夏」!

楽しみでしかたありません。

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