仮想強豪チーム~どうやって勝つ?~

戦略・戦術

「野球とは筋書きのないドラマ」という言葉があります。大番狂わせ、想像もしていなかった展開が実際に起こります。なぜそういった結末に至ってしまうのか。奇跡?油断?それだけではありません。

結果には必ず理由があります。決して強いとは言えないチームが格上チームと対峙した時、どのようにして勝利を収めるのか。

大学以下の学生野球はほとんどがトーナメントです。勝ち上がれば必ず強豪に挑まなければならない時がやってきます。負ければ終わってしまう中で相手が悪いと最初から諦めてはいけません。持てる力を全て出しましょう。手が出なけば足を出そう。そういった意気込みで挑んでもらいたいです。

そんな中でも、ただガムシャラになるだけではいけません。「勝つためには」の戦略、戦術を追い求めましょう。

以下、説明に入っていきます。仮想ということもあり非常に抽象的な内容になりますが、チームに携わっている方は是非ご覧になってください。

勝つイメージ

格上チームを相手にする場合にまず必要なことがあります。それは「勝つイメージ」です。イメージでさえ勝つことを思い描けなければもともと難しいことが更に難しくなります。

以下、勝つイメージが可能という前提で進めていきます。

どういった結果で勝てましたか?ロースコアですか?シーソーゲームですか?

おそらく現実味を帯びたイメージをされたと思います。そのイメージを基盤にし次はシナリオを立てましょう。

勝つためのシナリオ

格上相手に勝つには、上手くいきすぎじゃないか?と疑問を覚えるような展開にしなければなりません。そのシナリオを予め描いておきましょう。「こうなったらいいな」ではなく「こうしないと、こうならないと勝てない」と思ってください。シナリオが構築できれば次に「シナリオ通りに進めるためには」を考えましょう。これが1番重要です。イメージ、シナリオと言葉では漠然としたものに聞こえてしまいますが、その方法を見出そうとすることでイメージの具体性が増します。

シナリオの現実味

シナリオに具体案が浮上した後は、現実味を確認しましょう。突拍子のないシナリオは意味がありません。ヒットをいっぱい打つ、完封する。このような考えはシナリオではなく希望です。いや「願い」と言ったほうが正しいでしょうか。

●例えば出塁したなら必ず得点圏の形にする。犠打、エンドラン、ランエンドヒット、盗塁等あらゆる作戦を駆使して出塁=得点圏という状況を作り出す。これは出来そうですよね?

このように出来る範囲の中でシナリオを立てましょう。

シナリオの具現化

●上記の例に対して

出塁=得点圏というシナリオはできましたが、これは得点までの中間工程です。なぜなら出塁を前提としているからです。そして得点圏に進めた後の攻撃が明確になっていません。

まずは出塁に対してアプローチを掛けていきましょう。どうやって出塁するか?

強豪チームには必ずと言っていいほど好投手が存在します。その好投手を攻略しないといけないわけですが、どのように攻略すればいいと思いますか?

徹底事項を決める

攻略の糸口を見つける考え方があります。まずは「好投手たる所以」を探しましょう。

球が速い、コントロールが良い、変化球が良い、スタミナがある、ピンチに強い等、特化している部分に焦点を当てましょう。自チームの攻撃力を踏まえて特化している部分を狙うのか捨てるのかを吟味してください。どちらに転んでも徹底することが突破口に繋がります。

例えば昨年の日本シリーズ第一線、巨人打線はソフトバンク千賀投手のフォークを捨てました。その結果が四球をもぎとり、追い込まれても振らないという攻撃になりました。しかし回を重ねるごとにフォークに手を出すようになり、結果千賀投手には0封されてしまいました。大切なことはチームで決めたことを徹底することです。

相手ピッチャーは当然ながら出塁させまいと投げてきます。「どうやって出塁するか」を考えましょう。

勝負をかける策を決める

次に得点圏から後の攻撃に対してアプローチを掛けましょう。ヒットが望めないのか。バッターによってはヒットを期待できるか、ヒットでなくても外野フライは打てそうか、確実に転がすことはできそうか。選択肢は一つではありません。打てないなら打てないなりの攻撃方法がありますよね?

これもできるだけチームで徹底しましょう。当然ですが出来ないことを徹底事項にしてはいけません。強振、軽打によるゴロゴー等の全員が出来うるものに照準を合わせましょう。矛盾したことを言いますがスクイズ等の小技を成功させるにはこのような徹底事項を布石にしなくてはいけません。

強振を徹底しているのにスクイズ?と思われるかもしれませんが、その疑問が意表を衝くことになります。

シナリオを完成させるための準備

前日や当日に試合相手が決まるわけではありませんよね?対戦相手のデータはある程度入ってくると思います。入ってこないなら自ら集めましょう。そのデータに基づいてシナリオを立てましょう。この記事では漠然とした好投手を仮想しシナリオの立て方を説明しましたが、実際は相手を知ることから始まります。その上で自分たちにできることを考えないといけません。試合当日までは全て準備期間です。その間により確率の高いものを磨きましょう。

まとめ

冒頭で先述しましたが大会に参加する以上は必ず強い相手とぶつかります。持っている力だけでは歯が立たないこともあります。

3つの「どうやったら」

「どうやったら勝てるか?」「どうやったら点を取れるか?」「どうやったら抑えられるか?」を第一に考えるようにしましょう。

この記事のシナリオは得点方法関して触れました。大雑把に分割すると、出塁→進塁→得点です。

当たり前のことですよね?重要なのは「どうやって」です。

戦力で負けているという事は試合での負けは濃厚です。それをひっくり返すためには勝つシナリオ通りに進めるしかありません。相手のミスを心待ちにするのは他力本願です。

自分たちの力で「どうやったら勝てるか?」を追究してみてください。

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