重要!!野球の采配について~リスクとリターンを理解しよう~

戦略・戦術

数あるスポーツの中でも采配の機会が多く、采配によって結果が左右されるのは野球ではないでしょうか。

ワンプレイ毎にプレイが止まり采配が振るわれます。

大げさに言えばノーサインですら采配の1つです。だからこそ采配を振るう人間には責任があり、状況を的確に読める能力が求められます。

そして状況を的確に読むということは、リスクとリターンを正しく計算し選択するということです。

しかし、状況を読むとういのは非常に難しいです。あらゆる情報を駆使していかなければなりません。おそらく何プレイも先を読んで采配を振るっている監督またはコーチというのは多くはないと思います。

今回はそういった先読みの力ではなく、単純なリスクとリターンの考え方を例題を挙げながら説明していこうと思います。

リスクとリターンについて

●リスク=危険

●リターン=見返り

まずはリスクとリターンをよく考えてみましょう。リスクとは野球で言うところの「失敗する確率(アウトになる)が高い」ことです。そしてリターンとはリスクの代償として得られるものです。

例えば無死一塁で一塁ランナーを進塁させたい場合にどんな采配を振るうでしょうか。

おそらく大多数の人が送りバントを選択すると思います。

理由は転がせる確率が高い=進塁の可能性も高い。からですよね。

リスクとリターンで考えた場合、バッターがアウトになる代わりにランナーを進める。アウトというリスクを払って進塁というリターンを得るということです。

では、同じく無死一塁の場合に盗塁を指示したとしましょう。送りバントとは違い犠牲なしにランナーを進塁させる作戦です。

ここでのリスクはランナーが単独死する可能性があるということです。そうなった場合、流れは相手に傾き、アウトカウントが増えた状態でランナーなしから始まります。

もう少し深堀りすると、以降の攻撃で本来なら回ってくるはずのバッターにアウト1つ分回らなくなります。

しかし成功した場合にはアウトカウントを増やすことなく進塁することができ、得点チャンスを広げるというリターンがあります。

単純ですがこれがリスクとリターンです。

リターンの変化①

上記でリスクとリターンについて簡単に説明しましたが理解しておかなければならない重要なことがあります。それはリターンは場面によって変化するということ。

同じ無死一塁でも、イニングや点差によって得られる見返りの重さは違います。

初回3点ビハインドの状況での送りバントと、最終回3点ビハインドでの送りバントでは同じ形(一死二塁)を作ったとしてもリターンの重さが違いますよね。

数多くの作戦でも共通してこのリターンは変化します。リスクとリターンの計算はここから始まります。

いまいちピンとこない方に別の角度からもう少し分かりやすく説明します。

●目の前にライオンの群れがいるとします。ライオンの向こう側にたどり着けることができれば賞金1億円と言われたら挑戦しますか?危ないから挑戦しませんか?1億円を獲得しても明日を生きる保証がない、1億円ないよりはあった方がマシ。これがリスクとリターンです。

①賞金1億円の代償に大きなリスクを払わなければいけない。

②ライオンを回避する代わりに1億円は手に入らない。

③ライオンを回避し今日を凌げても明日は凌げない。

ハイリスクハイリターン

別の方法で1億円を得る方法を直ちに考える

回避したところで、、、それなら挑戦しよう

特に③は考える必要はないと思います。今まで何の策も打たず負けるチームを幾度と見てきましたが「どうせ負けるのなら何かすればいいのに」というのが私の率直な感想です。

何もしなければ負けが確定しているなら、ほんの少しでも可能性を見出すためにギャンブルのような作戦をたててもいいのでは、、、と思います。

※強豪チームに勝つには流れを読もう参照↓↓

野球において強豪チームに勝つには流れを読もう~あみだくじと同じです~

リターンの変化②

ライオンの向こう側の賞金が1億円「だから」挑戦する価値がありますが、これが100円だったらどうでしょう。リスクは同じです。しかしリターンが違います。

采配に不可欠なリスクとリターンの計算は変動するリターンを見極めることです。

100円のためにライオンの群れに突っ込む、ライオンがいないルートがあるのにライオンの群れに突っ込む。そんなことしませんよね。考え方は同じです。あとは野球の中に当てはめていくだけです。

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